奈良県障害児教育研究会    2000.3.9

理事幹事会だより   奈良市版 No.26 

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第6回 理事幹事会報告 3/3 郡山市平和地区公民館

1 第31回奈良県障害児教育研究大会の反省

  会費納入者数 397人 育成会一般14人 資料出数411

奈良市

天理市

山辺添上

郡山市

生駒市

生駒郡

磯城郡

桜井市

宇陀郡

橿原市

51人

40

26

15

14

19

20

23

25

高市郡

高田市

香芝市

北葛城郡

御所市

五條市

内吉野

吉野郡

養護学校

合計

10

13

35

31

16

20

20

397

全体会 大江光さんについての松田氏の記念講演よかった。
    来年度は障害児教育の専門的な話を聞きたいという意見もあった。

分科会 各分科会とも40人〜50人くらいでうまくいった。特別な教育的ニーズの提案については助言者との連絡がうまくいかずふれられなかった分科会もあった。県教委の先生も全体会のなかで特別な教育的ニーズについてふれられ理解していただいている。

報告集は研究紀要に掲載(5月に配布予定)  

奈良市担当の第3分科会の提案・司会・記録の御協力ありがとうございました。

2 県への要望書の回答について (別紙参照)  

<要約>

2.奈良県は障害児学級が493学級あり東京都と同じ数。重度障害児学級は制度上難しい。介助員を市町村につけるよう指導するのは権限外で難しい。

3.各市町村教委の就学事務担当者の研修の機会をもっている。教育研究所の教育相談等。

4.養護学校の専攻科については、私学では、全国で5校あるが、公立ではない。

5.幼稚園教育について音楽療法の研修など多数申し込みがあった。

6.新任研を2日増やし、少人数体制で悩み相談に配慮。養護学校免許取得者、小8.4%中5.1%、夏の認定講習有効に利用を。

7.教育研究所の障害児教育部の相談件数830件、今年度150件増やしたがまだ応えられない。校内研修の講師は4、5月の早い時期に申し込みを。

8.手すりやスロープは8割の学校に設置、エレベーターは16校に設置。年々増加。身障者トイレはもちろんエレベーターや自動ドアなども積極的に補助制度を活用して整備するよう指導中。(増築、改築、建て替えの時など)

9.インクルージョンと個別教育計画IEP 自立と社会参加のための適切な教育と正しい理解認識の推進。交流教育地域推進事業。個別の指導計画については、新指導要領の解説や新任研や専門講座等で触れて行きたい。

10.院内学級 2ヶ月でも7人でも非常勤で検討したいが、確約できない。在籍が0人でも担任を引き上げていないが、他のところへ助けに行けないか?

11.院内学級のない病院への派遣教育システムは、県として考えていない。

12.施設・作業所の設置については、グループホームは県下21ケ所、昨年8ケ所認可。授産所は国の補助で安定。作業所は54ケ所民間で財政基盤弱いが、知的障害者デイサービスセンターに転換すると、国1/2、県1/4、市町村1/4の補助がある。 

13.高校入試の調査書の文章表記は、(現行どおりの)募集要項に基づく評定で。

(12.13は、設置学校長会の要望事項) 以上、要約ですので、正確には別紙本文を参照して下さい。

3.今年度の事業について 専門委員会の報告

研究紀要

3回委員会開催 5月に完成 第1回理事幹事会で配布予定 記念講演24ページ 裏表紙にも生徒作品を掲載

調査研究

7回 アンケート集約 「考察と次年度アンケート作成」と、「特別な教育的ニーズの支援への転換の研究」の2グループ まとめの冊子発行 

教育課程小

4回 IEPについて 95〜98年研究紀要で一定の広がり 今年はQ&AなぜIEPか作成 今年の研究紀要にIEPを実施しての模索の結果を掲載

教育課程中

IFP計画書を作ることから始め、教科担任制で記録に残っていくので大切 京都のオムロン「太陽の家」見学 委員だけでなく郡市の多くの先生が参加

早期教育

5回 養護学校小学部の低学年の実践研修、発達検査の研修、仔鹿園の参観と研修など

幹事会研修 今年度も3回もった。来年度は各専門委員会の報告も計画。

4. 来年度の理事・幹事・専門委員の選出について

5.来年度の予定

6.その他 最近の流れ 


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