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第4分科会 国語(ことば)通級指導

『ことばの教室における言語指導』


              奈良市立あやめ池小学校 教諭 上村逸子

  1. はじめに
  2. 「ことばの教室」について
    1. 教育目標
    2. 指導形態
    3. 指導内容
  3. 事例
    1. 表出言語の少ないA児について
    2. こだわりのあるB児について
    3. 指導内容
  4. 今後の課題
    1. CUREでなくCAREの教育
    2. 生活の中での4ことば・・・
    3. 在籍校・園・保護者との連携

  1. はじめに

    「ことば」にハンディのあるこ子供達、親の願いにこたえ、奈良市教育委員会は、昭和51年度、奈良市立済美小学校についで、県内で2番目の 「ことばの教室」を本校に設置したのである。「ことばの教室」では、発音の誤り、言語発達の遅れ、吃音等、ことばに関してあらゆる相談を受け、また必要に 応じた通級指導を行ってきた。

    その後、平成5年度から、法令の改正により、「通級による指導」が制度化され、それに伴い、本校も通級教室として位置づけられ、子供や親達 の教育的ニーズに対応した「個に応じた教育」を進めている。

    今回は、「ことば」を育てるために、ことばの教室では、どの様な援助ができるのか、それぞれの子供の発達段階に応じて考えていきたいと思 う。

  2. 「ことばの教室」について
    1. 教育目標
      心身ともに健全な社会生活を営む能力や態度を育てるため、その支障となている言語活動上に問題のある子供に対し、言語能力を高めると共に、自己実現を目指 して、より積極的に生活を切り開く態度を養う。
    2. 指導形態
      • ことばの教室で指導を受ける児童は、現在、居住している地域の学校の通常学級に在籍しており、原則として、週に一度、定めら れた時間に指導を受け、あとは、在籍している学校で学習をするといった「通級制」をとっている。
      • 指導は1対1の個別指導を原則とするが、場合によては、小人数のグループ指導を行う時もある。
        ※個別指導なので、ひとりひとりの指導形態は異なるが、共通していえることは、児童にとって遊びと感じるような内容、方法も取り入れ、楽しみながら「個の ニーズ」に応じた指導を行っている。

    3. 指導内容
      • 言語に関する諸検査
      • 機能訓練
      • 言語指導
      • 家庭での練習課題、保護者への援助
        など・・・
  3. 事例(次回アップ予定)
    1. 表出言語の少ないA児について
    2. こだわりのあるB児について
    3. 指導内容

  4. 今後の課題
    1. CUREでなくCAREの教育
    2. 生活の中での4ことば・・・
    3. 在籍校・園・保護者との連携

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