1998.6.26(金)理事幹事会研修資料

 奈良市の障害児学級の現状と課題

                     奈良市立登美ケ丘中学校  上嶋光春

1. 奈良市の障害児学級の現状(1998年)

   ・60校 148学級 (小41校107学級、中19校41学級)
   ・259人 (小177人、中82人)
   ・6ブロック体制(小学校4ブロック、中学校2ブロック)
 


    ・1人の学級が小中あわせて96学級(64%)
    ・種別学級数 
      知的 57(39%)
      情緒 40(27%)
      病弱 22(15%)
      肢体 17(11%)
      弱視  6( 4%)
      難聴  4( 3%)(通級含む)
      言語  1(1%未満)
      院内  1(1%未満)
    ・附小(3学級15人)附中(3学級23人)
    ・最大(小6学級9人、中4学級9人)
    ・最小1校1学級1名が17校(小6中8)(28%)

2. 奈良市障害児学級担任者会の活動

    ・月1回(年10回)全体会とブロック会議、委員会
    ・ブロック別の活動
      宿泊訓練 ブロック交流会 事前交流会 ブロック別研修
    ・委員会の活動
      奈良市障害児学級交流集会(中央体育館)
          ピエロ 20年目 記念の創作曲
      
     あすなろ 障害児教育啓発新聞
      
     みんななかま 障害児学級生徒の文集

      
      奈良市実践記録集 
    ・研修
      講演会
      担任者会で各ブロックが順番に発表
    ・予算 
    ・市への要望事項 指導主事を招いて質問回答

3. 県障研奈良市幹事としてのとりくみ
  ・奈良市版 理事幹事会だよりの発行(担任者会で全員配布)
  ・インターネットホームページ(個人)で公開中
    http://www.sikasenbey.or.jp/~ueshima/
     

4. 奈良市の今後の課題

・交流学習を中心に据えた取り組み
・幅広い研修
・十分な教育予算措置
・組織が大きく、種々活動の日程調整が難しいが、意志統一と連絡を密に
 
・就学指導委員会の指導の継続性
・盲・ろう・養護学校との連携を密にする
・啓発活動のためのビデオ等の制作
・小人数学級どうしの合同学習の推進
・カリキュラムや個別教育計画の研修
・通常学級にいる障害を持つ子どもへの取り組み 通級 LD
・障害種別の多様化による学級増から実態にみあった複数担任配置へ
・21世紀にむけてのインターネットやパソコンなどの障害児教育での活用研究
   



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