奈良県障害児教育研究会 1998.10.8
理事幹事会だより 奈良市版 No.17
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◆第3回理事幹事会報告 9/10

1 近特連神戸大会の報告(7/31)
全体で1236名の参加で成功。奈良県は目標の100名を大会前から達成。
近畿で唯一の目標達成県。来年は京都市大会 。

2 平成10年度第30回奈良県障害児教育研究大会に向けて
  
1999年平成11年1月29日(金)天理市 市民会館 <別紙一次案内参照>
    午前全体会 講演 社会福祉法人 止揚学園  福井達雨 園長
    午後分科会 第8分科会として福井先生を囲んでも予定

3 県への要望書について <別紙>

※各郡市からの意見をもとに下記の青字ように修正されました。
特に1.2.について奈良市と養護学校の意見を取り入れて大幅に変更されました。
11.12については院内学級のことが追加されました。

<要旨>
1.重度障害児が普通学校へ入学する場合、重度障害児学級を設置し、専門教員(養護学校経験者等)を配置していただきたい。
 (修正前 重度障害児が普通学校へ入学する場合、養護学校より、教員を派遣し、重度障害児学級を設置していただきたい。)
2.就学指導委員会を就学相談委員会に改め、最終的な就学先の決定は保護者と本人にあることを確認しながら、同時に就学先の決定にあったては、あらゆる情報の提供や相談、適切なアドバイスができるシステムを整えていただきたい。
 (修正前 現行の「障害の程度」で就学先を決める(親にすすめる)のを改め、親と本人の希望制にしていただきたい。)
3.養護学校に、高等部卒業後、職業自立コース(2年)と家庭生活自立コース(2年)を設けていただきたい。(修正前 職業訓練コース 家庭生活訓練コース)
4.小・中学校へのエレベーター順次設置のために、何らかの手だて(補助等)をとっていただきたい。
5.幼稚園に在籍する障害者数を把握し、障害児加配を実施していない郡市に対して、加配を促すような手だてをとっていただきたい。
6.幼稚園・小学校・中学校・養護学校の校種別の指導主事を配置していただきたい。
7.文部省は、積極的に通常学級との交流をするようにいっているが、特に小学校交流学級担任の負担が大きい。交流学級の定数を減らす(例えば20名)。交流学級担任にも、手当てを支給するなどの手だてを検討していただきたい。
8.障害児学級担任手当てが、改正になっているが、その経緯と現状について、説明していただきたい。
9.新任研修に、障害児学級についての研修をいれていただきたい。
10.中高一貫に、なった学校については、障害児学級を設置していただきたい。
11. 院内学級では、児童生徒の病気が多種多様化、並びに重度化してきており、在籍生徒数に関わらず、個々のニーズに対応できる教員配当をしていただきたい。
12. 院内学級が設置されていない病院に入院している児童生徒の教育保障のため、派遣教員システムを設置していただきたい。

4 社会参加と自立・就学啓発推進大会について
 11/26(木)9:00〜14:30 県教育研究所(別紙参照)

5 育成会(親の会)等関連行事について
10/11(日)県育成会体育大会(高等養護学校)各郡市より1名協力依頼
  市幹事の上嶋(登美ケ丘中)が参加します。
12/6(日)県育成会研究大会(香芝市)各郡市より1名協力依頼
  市幹事の万歳(二名小)が参加します。
6 その他
◯11/11(水)〜13(金)全特連沖縄大会 要項を9月に配布済
9/7締め切りとなっていましたが、当日までOKとのこと。
初めて沖縄でおこなわれます。遠いですがぜひ参加を。
◯全特連50周年記念の募金 奈良県で50万円主意書をもって各学校を回らせてもらう。5000円以上すると記念品がもらえるそうです。(別紙)
◯研究紀要の原稿依頼(1999年2/10締め切り)

7. 幹事会研修

テーマ:県内の障害児教育研究団体との連携について
話題提供:
「院内学級の現状と課題(病弱虚弱教育をふまえて)
               天理市立北中学校 矢野恵慈先生

インターネットの病弱教育のホームページ(国特総研や山梨県や滋賀県の先生のホームページ)の紹介や、その場で院内学級について知っていることや質問を書いてもらったのをもとに、入院中の子どもの教育の必要性(病気を早く治し、生活の質を高める)等を具体的に話され、せめてもう一人講師の先生をという院内学級の切実な願いが伝わってきました。



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