2000年5月20日 「椎原 保+藤枝 守 展」に行って来た。大阪の淀屋橋駅から徒歩7分 Oギャラリーeyesの案内板。会場に置かれていた「AERA」2000.3/27号に載っていた椎原氏の記事。壁面に受光体が張り付けられていて細い銅線がコンピュータにつながっている。黒い楕円はレンズの影が写っている。会場には透明の糸で凸レンズがつりさげられている。そこにハロゲンライトで光が照射され レンズがゆらぐと、壁面に彗星のような光ができる。受光体にあたった光が藤枝氏のプログラムしたソフトでMIDI音源に変換され、それによって微妙な音が会場に鳴り響く。会場の隣の小さな部屋にも、もう一枚レンズがつりさげられていて横から入り込む窓の光がレンズをとおして壁面に映像を写し出す。一見簡単なように見えるがその会場で制作する中でその場の条件に応じた発見やを巧みに取り入れている椎原氏の制作手法をかいまみた絶品。最近の椎原氏の作品はどんどんものが無くなっていっている。会場の空間の中にある唯一大きなものはこの音を響かせる鏡コンピュータから配線が伸びた音の吐き出し口が磁石でつけられている。もう一つ棒磁石を天井から2つつりさげた音の吐き出し口がいつも北を指し示す。これが、藤枝氏の音を造り出すMacintoshが使われている PowerBook5300c上にのっているのがMIDI音源か?
ホームページにもどる Javascriptslidshowにもどる
※2012年12月30日Javascriptでスライドショーにリニューアル
SANYO デジタルカメラ マルチーズ DSC-X100 で撮影
Copyright 2012 Ueshima, All rights reserved.