「(財)日本社会福祉弘済会助成事業 」
災害弱者対応あんしんシステム研究実践事業

危機管理体制についてのアンケート調査   
集計資料   

 
 

             実施期間

平成18年12月20日〜平成19年1月20日

 

 
   危機管理体制についてのアンケート(市町村)まとめ

 危機管理体制についてのアンケート集計(養護学校4校)

 危機管理体制についてのアンケート集計(小規模作業所・小規模通所授産施設・入所更生施設)

 危機管理体制についてのアンケート集計(就業している本人・保護者の方)
 
 

 

社団法人 奈良県手をつなぐ育成会

 

 

 
 


      危機管理体制についてのアンケート(市町村)まとめ

                                 31市町村中24市町村回答

   アンケートの結果、各市町村より下記のような回答がありました。


1.防災計画について
        すべての市町村に策定されている。

2.災害弱者の対応について
   ア 安否確認について
     * 要援護者の対応については、地元消防団、自主防災組織、自治会、民生児童委員
       等の協力をもって、災害弱者を優先的に避難誘導を行うこととしている地域が、
       ほとんどである。
     * 具体的には市町村による災害弱者に対してのアンケートに対し個人情報の提供
       に同意した方々については、民生児童委員への個人情報提供し名簿の協力をお願
       いしている。
     * 市職員が担当する。
     * 高齢者については、名簿を民生児童委員に提供しているが、障害者については検
       討中である。
     * ほとんどの市町村で個人情報保護の観点も十分考慮しつつ、もう一歩踏み込めな
       い現状である。

   イ 専用の避難所はお考えですか
     * 公共の施設がほとんどである。
     * スロープなどの設備の充実、補装具等の交付やヘルパーの派遣を行う市町村も数
       ケ所ある。

   ウ マニュアルはお考えですか
     * 作成予定、検討しているがほとんどである。

   その他

     * アクションプログラム策定事業を推進。
     * 個人情報を行政で持っているだけでは役に立たない。民間に渡すと流出の危険がない
       か心配。
     * 要援護者のリストマップ作成検討中。

 

 

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    危機管理体制についてのアンケート集計
         (養護学校4校)

1.防災に関しての取組みを行っていますか。
 ○避難訓練について

学 校 名
実施回数〔年間〕
内    容
高等養護学校 
5 回 
地震・火災各1回・不審者侵入3回
奈良東養護学校
4 回 
火災・地震・不審者侵入・スクールバス
大淀養護学校
2 回 
火災・地震 各1回
二階堂養護学校
2 回 
火災・地震 各1回


 ○連絡の確認
  (1)保護者と
   ・スクールバス運行時の救急体制については 担任から保護者へ連絡。
   ・クラス別緊急連絡網とバス別連絡網の作成。
   ・登校中であれば、まず児童生徒の安全を確保した各保護者に対し安否の報告を行う。
  (2)通学時は
   ・スクールバスには学校との連絡用に携帯電話を設置し、学校が中継点となっで情報
    の確認を行う。
   ・スクールバスで登校途中であれば、運転手及び介助員の判断で安全を確保した上で、
    学校に連絡を入れ指示を仰ぐ。場合によっては、現場の責任者の指示を受ける場合
    もある。一 警察、消防等

 ○災害時、関係機関の支援者・支援体制は
   ・病院・・・搬送先は明確にしている。
   ・警察
   ・特定の支援者の設定はしていないが、県教育委員会から情報を適宜入手し、遵守す
    る方向で対応

 ○生徒の個人データー管理は?
   ・指導要録等、緊急時の非常持出しに指定されている文書(金庫保管)の持出し。
   ・その他の関係文書データ一については、担当者で保管しているか学部毎に−括管理
    により保存。
   ・PCに保管データ一については、管理体制を検討中。

 ○学校独自の備蓄は?(水・明かり等)
   ・無し(4校)

2.保護者の災害に対する意識はどうですか?
   例、質問や相談を受けたことがある。
      アンケートをしたことがある。
  ・直接保護者から聞き取りやアンケートを行っていない。(4校)

3.災害時、主に障がい児(者)の避難所になりますか?
   特に指定を受けている。等
  ・天理市から、災害時の避難所として指定ををうけている。(二階堂養護学校)

4.その他

 ○総じての課題
  現実の問題として特に取組めていない現状である。
  現状の避難訓練も緊張感にかけるように思われる。
  連絡が電話で取れない場合、連絡がつくまでが不安。
  スクールバスの登下校中も同様である。
  個人情報の開示が制約される中で、体制の妨げになっている。
  服用薬等の個人情報を家庭、学校、病院で共有できるようにしたい。


 
   
   
     
   
   
   
   
     
   

 

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